もやもや病の人ができる仕事を考える|無理なく続けられる就職先を探す

もやもや病 もやもや病

手足の麻痺や言語障害を引き起こす場合がある、もやもや病。
もやもや病を発症すると「もう仕事ができない」と感じてしまうのではないでしょうか。

ただ、何も行動せずに諦めてしまうのはもったいないです!
もやもや病の人の働き方について、考えていきましょう。
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指定難病22|もやもや病とは

もやもや病とは、日本の指定難病とされている病で、脳の血管に生じます。
一時的に手足の麻痺や言語障害を起こす場合があります。

もやもや病で細くなる血管は“ウィリス動脈輪”という血管の環状交差点(ロータリーのようなもの)をつくっています。そのためウィリス動脈輪閉塞症とも呼ばれます。参照:難病情報センター|もやもや病(指定難病22)

もやもや病の原因はわかってはいませんが、ある特定の遺伝子を持つ方に発症しやすい傾向があるといわれています。一定数、家族内発症する方がいるのがわかっています。

もやもや病だと仕事ができない!?

もやもや病を発症すると、フルタイムで出勤して仕事をしていくのが難しくなるかもしれません。
身体的な理由や精神的な理由だけでなく、治療や通院の理解も求めていかなければならなくなるためです。

1. 【身体的な影響】突然の発作による中断・制限

もやもや病は、以下のような発作を突然引き起こす可能性があります。

  • 一過性脳虚血発作(TIA):一時的な手足の麻痺、ろれつが回らない、めまいなど
  • 脳梗塞:脳への血流が止まり、身体機能に障害が出ることも
  • 脳出血:頭痛・嘔吐・意識障害を伴うこともある

これらは、急に症状が出ることがあるため、職場での業務に大きな支障をきたす場合があります。

  • 長時間のデスクワークで集中すると発作が誘発されやすい
  • 残業や夜勤で生活リズムが乱れると再発リスクが高まる
  • 肉体労働や重労働は脳への血流に負担をかけることがある

今いる職場が「向いていない」と感じる人もいるかもしれませんね。

2. 【認知機能・精神面】集中力や記憶力の低下

もやもや病は脳に関わる病気であるため、手術や発作の後に以下のような認知面での課題を抱えることもあります。

  • 集中力の低下
  • 記憶があいまいになる
  • 情報処理が遅くなる
  • 疲れやすくなる(脳の“過活動”を避けようとするため)

すると、仕事には以下のような影響がでます

  • 指示が入りづらい、ミスが増える
  • 会議や電話対応で話の流れを追いにくくなる
  • 書類や数字の処理に時間がかかる

本人の不注意やミスといわれてしまうかもしれませんが、集中力や気合でカバーできるものではありません。

「頭が働かない」「以前のようにすぐ動けない」という違和感が本人にとってもストレスになり、うつ症状や不安感が重なることもあります。

3. 【通院・治療の継続】職場への理解と調整が必要

もやもや病は、長期的な経過観察や治療が必要な病気です。
血流を改善するための手術(バイパス手術)を行っても、その後の定期検査や再発リスクの管理は欠かせません。

手術前後の入院だと1週間〜2週間という時間がかかりますし、検査のためのお休みが必要になる場合もあるでしょう。

    これにより、仕事を長期間休まなければならないことや、フルタイム勤務が難しいこともあります。

    4. 【精神的な不安】「いつ発作が起こるか分からない」プレッシャー

    もやもや病は、「完治が難しい」「再発のリスクがある」ことから、常に体調への不安と付き合いながら働かなければならないケースも多いです。

    「大事な会議中に発作が起きたらどうしよう」「また入院が必要になるかも」

    このようなプレッシャーが、仕事へのモチベーションや自己肯定感に影響することもあります。

    「自分のせいで職場に迷惑がかかるかも」というプレッシャーを抱えながら、仕事をしているとストレスが積み重なってしまうかもしれません。

    もやもや病の人が避けるべき仕事

    DCD仕事

    では、もやもや病の人が避けた方が良い仕事とは?

    職種理由
    長時間の立ち仕事血流への負担
    疲労が蓄積しやすい
    高ストレスの対人対応クレーム対応
    感情労働が多い職場
    体力勝負の現場仕事工事・建築系
    運搬など
    夜勤・交代制勤務睡眠リズムが乱れると
    発作のリスクが高まるため

    高ストレスの対人対応が必要になる仕事とは、具体的には飲食のホールやコールセンターが考えられます。自分が悪くないのにクレーム対応をしなければいけないような仕事は、できるだけ避けた方がいいです。

    体力や生活リズムに影響があるような仕事も同様であると、考えられます。
    まずはご自身の体調を第一にしましょう。その上で、無理なく働ける場所を選びたいですね。

    もやもや病の人に向いている仕事

    では、もやもや病の人はどのような仕事を選べばいいのでしょうか。

    「もやもや病の人がどんな仕事を選べばいいか」は、その人の症状の程度や、手術歴、疲れやすさ、再発リスク、そして生活スタイルによって異なりますが、共通して大事になるのは次の3つの視点です。

    もやもや病の方が仕事を選ぶポイント

    視点内容
    働き方を調整できるか体調の波や通院に対応できる勤務形態か
    (時短・在宅など)
    ストレスや疲労脳への負担を減らすために「神経をすり減らす仕事」は避ける
    突発的な発作に備えられる環境か急な休みや体調不良に対して
    職場の理解があるかどうか

    もやもや病の人におすすめの働き方

    もやもや病の人の理想の働き方を考えてみましょう。

    1. 在宅ワーク(リモート勤務)

    • メリット:通勤による負担がなく、自分のペースで働ける
    • :ライター、データ入力、デザイン、Web制作、カスタマーサポート(メール)、テレアポなど

    👉 体調が急に悪くなったときにも、横になったり休憩をとりやすいのが強み。

    2. 事務系の仕事(定型業務中心)

    • メリット:決まった作業で疲れにくく、身体的負担も少ない
    • :一般事務、経理補助、受付業務、書類スキャン・整理、庶務など

    👉 業務量や業務時間を調整しやすい職場であれば、安定して働きやすいです。

    3. 福祉・支援系の仕事(無理のない範囲で)

    • メリット:人と関わることでやりがいを感じられる。障害に理解のある職場も多い。
    • :就労支援員、障害福祉サービスの事務補助、作業所スタッフなど

    👉 自分が病気を持っているからこそ、寄り添える仕事に魅力を感じる人も。

    4. 軽作業系(短時間・単純作業)

    • メリット:体調に合わせて働きやすく、集中力を使いすぎない
    • :内職、封入作業、ラベル貼り、製品検査、梱包など

    👉 就労継続支援B型などの福祉サービスも選択肢に。

    5. フリーランスや個人事業

    • メリット:自分の得意を活かして“自分に合った働き方”を設計できる
    • :イラスト、ブログ運営、講師業、コーチング、ハンドメイドなど

    👉 収入が安定しづらいリスクもあるが、「無理をしない仕事」を自分で作れる自由さがあります。

    資格やスキルがない人はどうする!?

    「在宅ワークをしたいんだけど未経験なんだよ!」「スキルがなくて持病持ち!雇ってもらえるはずない!」という声が聞こえてきそうですが、そう決めつけないでください。

    もやもや病は指定難病であり、就労移行支援の対象になっているのをご存じですか?

    就労移行支援とは、障害や難病により仕事に支障を感じている方のスキルアップや就職先を探してくれる機関です。公的なサポートなので、利用料もかなり負担が少なくなるようになっています。

    在宅ワークをするためにスキルを身に着けたい」という方は、まずは就労移行支援で相談してみてはいかがでしょうか?

    年齢的な制限を感じている方でも、就労移行支援は65歳まで利用できますのでチェックしてみましょう!

    もやもや病の人におすすめの就労移行支援

    就労移行支援は多くの事業所がありますが、その中でもおすすめを4つ選んでみました。
    まずは比較して、気になるところを探してみましょう。

    就労移行支援は「まずは週1日から…」という利用も可能です。体調第一のスタンスで、できることを考えていきましょう。

    【atGPジョブトレ 難病コース】
    難病に特化したコース
    ※御茶ノ水駅のみ
    【LITALICOワークス】
    おすすめNo.1
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    パーソルチャレンジ・ミラトレ
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    AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】
    IT関連での就職を目指す方に
    説明会はwebなので参加しやすい

    atGTジョブトレ

    引用:職場定着率91%!難病専門の就労移行支援【atGPジョブトレ 難病コース】

    atGPジョブトレという就業支援サービスの難病コースです。
    「1人1人の特性に合う職場」をきちんと見つけてくれるのが特徴で、就職率97%、定着率91%という数字が出ています。

    難病特化のプログラムでありながら、PC研修や模擬職場トレーニングといった実務的なプログラムが豊富です。
    プロに相談しながら、自分に合う職場を見つけたい!という方におすすめです。

    難病特化コースなので安心して通えますし、ひとりひとりに合うサポートを受けられます。
    場所は東京・お茶の水なので、首都圏以外の方は利用が難しいです。

    職場定着率91%!難病専門の就労移行支援【atGPジョブトレ 難病コース】

    LITALICOワークス

    リタリコ

    参照:【LITALICOワークス】

    リタリコワークスは全国130ヶ所に事業所がある、大手の就労移行支援です。
    それだけ実績と経験があり、障害を持つ方はもちろん、難病に悩む方の就労移行も多く行っています。

    全国どこに住んでいても事業所が近くにあるので、まずはお近くの事業所をチェックしてみてください。
    まずは「どんな仕事が合うのか」というところから、寄り添って考えてくれます。

    2ヶ所以上を見学して比較してみたいという方は、リタリコを候補に入れてみてくださいね。

    そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】

    パーソルチャレンジ・ミラトレ

    ミラトレ

    参照:パーソルチャレンジ・ミラトレ

    東京や千葉・神奈川・埼玉といった首都圏、大阪・兵庫といった関西圏と名古屋に事業所があるミラトレ。
    難病を抱える方の就労移行支援を行っており、就職率が95%、定着率が97%となっています。

    定着率が高いということは、その人に合う仕事をきちんと選んでくれているという証拠ですね。

    パーソルチャレンジ・ミラトレ

    Neuro Dive(ニューロダイブ)

    参照:AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】

    「IT関連の仕事に就きたい」という希望がある方は、ニューロダイブを検討してみましょう。
    これから勉強したいという意欲があれば、多くの学びが得られる場所となるでしょう。

    IT系の技術を身に着けられれば、将来的にも自分の武器となるはずです。
    またリモートワークといった柔軟な働き方が期待できる業種でもありますので、体調に合わせた働き方を模索しやすいかもしれません。

    説明会はwebで行いますので、「話を聞くだけ」という気楽な申し込み方でも大丈夫ですよ。

    AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】

    プロフィール
    トライフ管理人

    ダウン症の男の子を育てている障害児のママです。
    息子は生まれつき心疾患や知的障害があります。
    3歳で重度知的障害(A判定)と診断されました。
    発達障害や知的障害の理解を深めたく「児童発達支援士」という資格を取得しました。
    子育ての情報に関するウェブサイトがあるように、障害児子育てに関するウェブサイトも作りたいと思ってこのサイトを立ち上げました。
    障害児子育ての共感できるエピソードや、お役立ち情報などをまとめていければと思っています!!

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