発達障害のお子さんは、自分のペースで学習ができると勉強面で伸びる可能性があります。
家庭教師というのは良い選択肢ですが、何よりも重要なのが子供に合う先生を見つけるということろ。
「本当にうちの子に合う先生なのか?」「経験があるというのは本当か?」と確認したいな、と思ったら、以下のような質問を参考になさってください。
家庭教師の理解度や経験を見る質問
まずは家庭教師の先生が、どれほど発達障害や特性を理解しているのか?
本当に経験値の高い先生なのか?を見極める質問です。
1.発達障害のあるお子さんを指導した経験はありますか?

家庭教師の先生が発達障害の特性に理解を持ち、適切な対応ができるかを見極めるために重要な質問です。
経験があるかどうかで、子どもの特性に応じた教え方ができるか、柔軟に対応できるかが大きく変わります。実際の事例を聞くことで、信頼性や相性も判断しやすくなります。
2.どんなタイプのお子さんを担当されたことがありますか?
発達障害と一口にいってもさまざまなタイプがあります。
注意がそれやすい、感覚過敏がある、言葉でのやりとりが苦手など、どんな子対応した経験があるかを確認するためのものです。
子どもの特性に合った指導をしてもらうには、過去にどのような子どもを教えたかを知ることが、相性や対応力を見極める手がかりになります。経験値が高いほど、対応能力も高いと考えられるでしょう。
3.発達特性に応じた教え方で、工夫していることはありますか?
家庭教師が発達特性を理解し、それに合わせた具体的な指導の工夫を実践しているかを確認するためのものです。
たとえば、視覚的に示す、スモールステップで教える、休憩のタイミングを工夫するなどの工夫があるかを知ることで、子どもが無理なく学べるかどうかを判断できます。
抽象的な理解だけでなく、具体的な対応力を見るために有効です。
4.子どもが集中できない時、どのように対応していますか?
子どもが集中できない場面に直面したとき、家庭教師がどのように状況を受け止め、柔軟に対応できるかを見るためのものです。
発達障害のある子は集中の波が大きいため、ただ注意するのではなく、気分転換を促したり、声かけを変えたりする工夫ができるかが重要です。
具体的な対応例を聞くことで、子どもの気持ちに寄り添える指導者かどうかを判断しやすくなります。
発達障害の子への指導スタイルを知る質問

5.1回の授業はどのような流れで進みますか?
授業の進め方が子どもの特性や集中力に合っているかを判断するために重要です。
発達障害のある子どもは、急な予定変更や長時間の集中が苦手なこともあるため、「はじめに何をして、どこで休憩をはさみ、どう終わるのか」といった授業の構成を知ることで、安心して学べる環境かを見極められます。
予測しやすく、見通しのある授業かどうかを確認する意図があります。
6.宿題は出されますか?量や方法はどのように決めますか?
宿題の有無だけでなく、子どもの特性や生活リズムに配慮した適切な量や出し方の工夫があるかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは、家庭での課題に取り組むのが苦手だったり、負担を感じやすかったりするため、一律の対応ではなく柔軟な判断が必要です。
宿題の目的や、子どもと相談しながら決めているかどうかを知ることで、無理なく継続できる関係性かどうかが見えてきます。
7.教える際、視覚的な補助を使いますか?
子どもが視覚優位(見て理解する力が強い)タイプかどうかに応じて、指導が効果的に行われるかを見極めるためのものです。
発達障害のある子どもには、言葉だけの説明では理解が難しいケースも多く、図・表・カード・色分けなど視覚的な工夫が学習の助けになります。
視覚的な補助を積極的に使う教師は、子どもの理解スタイルに合わせた柔軟な対応ができる可能性が高いといえます。
8.一緒に目標を立てていくような進め方は可能ですか?
子ども自身が学習の主役となり、モチベーションを持って取り組めるような支援ができるかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは、「やらされる学習」だと続けにくくなることがあります。一緒に目標を立てることで、達成感や見通しを持ちやすくなり、自信や意欲の育成にもつながります。
教師が子どもの気持ちを尊重しながら進めてくれるかどうかを見極める手がかりになります。
子どもとの相性や対応を見るための質問

9.話すのが苦手な子でも、コミュニケーションはとれますか?
言葉でのやり取りが苦手な子どもに対して、家庭教師がどのようにコミュニケーションを工夫しているかを確認するためのものです。
発達障害のある子の中には、うまく言葉で表現できなかったり、初対面で緊張して話せない子もいます。
そうした場合に、表情やしぐさを読み取ったり、選択肢を提示したり、無理に話させずに待つ姿勢があるかどうかが重要です。子どもが安心して関われるかを見極めるポイントになります。
10.子どもが不安や混乱したときの対応は?
子どもが不安や混乱状態になった際に、家庭教師がどのように状況を落ち着かせ、安心感を与えられるかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは感情の波が激しかったり、環境の変化に敏感なため、適切な声かけや環境調整、休憩の提案などが必要です。
具体的な対応策を聞くことで、子どもに寄り添い、信頼関係を築ける指導者かどうかを判断できます。
11.緊張しやすい子への授業の工夫は?
緊張しやすい子どもがリラックスして授業に臨めるよう、家庭教師がどのような配慮や工夫をしているかを知るためのものです。
例えば、初回は短時間にしたり、アイスブレイクを行ったり、環境を整えたりする方法があります。
こうした工夫があるかどうかで、子どもが安心して学べるか、継続しやすいかが大きく変わります。
教師の柔軟な対応力を見極めるポイントです。
12.子供が達成感を感じられるための工夫は?
子どもが学習の中で「できた!」という達成感を感じられるように、家庭教師がどんな工夫をしているかを確認するためのものです。
達成感は自己肯定感や学習意欲の向上に直結するため、具体的には、小さな成功体験を積み重ねるスモールステップや、ほめるタイミングの工夫、視覚的に進捗を見せる方法などが考えられます。
こうした配慮があるかどうかで、子どものやる気を引き出せるかが見えてきます。
13.体調や気分の波で継続が難しい時の対応は?
発達障害のある子どもが体調や気分の波で学習の継続が難しくなることがあるため、家庭教師がどのように柔軟に対応し、無理なく続けられる環境を作っているかを確認するためのものです。
具体的には、授業のスケジュール調整や内容の軽減、オンラインへの切り替えなど、子どもの状態に応じた対応策があるかを知ることで、安心して任せられるか判断できます。
保護者との連携・フィードバックに関する質問

14.授業後に、どのように進捗の報告をしていただけますか?
授業後に家庭教師が保護者とどのように連携し、子どもの学習状況や様子を共有してくれるかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは、表面だけでは分かりにくい変化や頑張りが多いため、学習内容だけでなく、集中の様子や気持ちの動きまで丁寧に伝えてくれるかが大切です。
報告の頻度・方法(口頭・LINE・レポートなど)も聞いておくと、保護者としても安心してサポートしやすくなります。
15.子どもが悩んでいる様子があった時の共有方法は?
この質問は、子どもが学習や人間関係などで悩んでいる様子を見せたときに、家庭教師がその変化に気づき、適切に保護者と共有してくれるかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは自分の気持ちを言葉でうまく伝えられないことが多いため、小さな変化に気づいてもらえることが大切です。
「どのような様子だったか」「どのように声をかけたか」などを丁寧に共有してもらえるかを知ることで、家庭と指導者が一緒に支えていける関係かどうかを見極められます。
16.定期的に保護者と話す時間は設けられますか?
家庭教師との継続的な連携や信頼関係を築くために重要です。
発達障害のある子どもは、日々の様子に波があるため、指導内容だけでなく「最近の様子」「困っていること」「うまくいっていること」などを保護者と定期的に共有することで、より効果的な支援につながります。
月に一度の面談や、数分のフィードバックタイムなど、定期的な話し合いの機会があるかどうかを確認する意図があります。
オンライン/対面に関する質問(希望スタイル別)

17.オンライン希望:手元の指導が必要な時は、どのように工夫していますか?
オンライン授業でも「手元の動き」や「書く作業」をしっかりサポートできるかどうかを確認するためのものです。
発達障害のある子どもは、視覚的な指示や実際に手を動かすサポートが特に重要です。
そのため、カメラを2台使って手元を映す、画面共有でホワイトボード機能を使う、書いた内容をその場で見せ合うなどの工夫があるかを聞くことで、オンラインでも効果的に指導が受けられるかを判断できます。
18.オンライン希望:画面越しで集中できない時のサポート方法は?
オンライン授業中に集中が途切れやすいお子さんへの対応力を確認するためのものです。発達障害のある子どもは、画面越しのやり取りに疲れたり、注意がそれやすかったりするため、オンライン指導には特別な工夫が求められます。
たとえば:
- 授業時間を短く区切る(例:25分+5分休憩など)
- タイマーや視覚スケジュールで見通しを持たせる
- ミュート解除で気軽に声を出せる雰囲気をつくる
- クイズ形式やゲーム要素でメリハリを持たせる
- 保護者と連携し、学習環境を整えてもらう
こうした工夫ができるかを聞くことで、お子さんに合った学び方ができるかどうかを見極めることができます。
19.対面希望:感染症などの対策や、体調不良時の対応は?
対面授業を安心して継続するための配慮や柔軟性があるかどうかを確認するためのものです。発達障害のあるお子さんの場合、体調の変化や生活リズムの影響を受けやすいため、無理のない対応ができるかが重要です。
- マスク着用や手指消毒など、基本的な感染症対策を実施しているか
- 発熱・体調不良時の振替やキャンセルポリシーが柔軟か
- 家庭の方針に合わせて対応を調整できるか(たとえば、必要に応じてオンラインに切り替えるなど)
こうした対応について事前に確認しておくことで、信頼して長く関係を築ける家庭教師かどうかを見極めることができます。
20.対面希望:家庭内で授業に適した場所は?
対面授業を効果的かつ安心して行うために、どのような家庭内の環境を整えるとよいかを事前に把握しておくためのものです。発達障害のあるお子さんにとっては、刺激の少ない、安心できる空間が集中力や安心感に直結します。
- 静かな部屋か、生活音の少ないスペースが望ましいか
- テーブルや椅子の高さ、明るさ、温度など、基本的な学習環境の条件
- 周囲におもちゃやゲームなど注意をそらすものがない方が良いか
- 保護者の同席についての考え(安心感につながるケースもあれば、逆に集中しづらくなることも)
この質問を通して、お子さんにとって学びやすく、家庭教師にとっても指導しやすい環境づくりができるかを確認することができます。
家庭教師への質問のねらいは柔軟性と安心感
家庭教師を選ぶときに大事なのは、「この先生なら子どもが安心して学べそう」と思えるかどうかです。
質問に対して一方的な正解はありませんが、
- 子どもの状態に合わせて柔軟に考えてくれるか
- 保護者とも協力する姿勢があるか
を見極めることが、良い出会いにつながります。
お子さんが安心して授業を受けられる先生かであるかは、最低限確認しておかなければいけません。
体験レッスンを受ける際には、これらの質問を参考になさってくださいね。


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