「発達障害」と診断されるほど明確な特徴や困りごとはないけれど、日常生活でなんとなく困りごとが多い、育てにくさや生きづらさを感じるのが、グレーゾーンのお子さん。
学校の授業についていけなくなると、勉強が苦手なのかも!?と感じるかもしれません。
しかし発達障害やグレーゾーンのお子さんでも、勉強ができる子はいます。
どう勉強と向き合っていくべきなのかを考えていきましょう。
グレーゾーンの子の勉強は工夫が必要
発達グレーゾーンの子は、知能や能力が低いわけではありません。
✔ 一部の教科だけ苦手
✔ そもそも授業の聞き方がわからない
✔ 教科内容より「集中力」や「記憶の仕方」で困っている
ことがよくあります。
つまり、「学ぶ手順」や「環境」が合っていないことが多いんです。
裏を返せば、学ぶ手順や環境が揃えば勉強ができるようになる可能性があるということです。
グレーゾーンのお子さんの困りごと
ではグレーゾーンのお子さんが勉強で困っていることを考えてみましょう。
1. 聞く力・集中力の問題

- 授業中、気が散って話を聞いていない
- 話を最後まで聞かずに、早とちり
- 指示を聞いたのに忘れてしまう(ワーキングメモリが弱い)
2. 読む・書くの苦手
- 字を読むのが極端に遅い・読み間違いが多い(ディスレクシア傾向)
- 書くことが苦痛(文字がうまく書けない・手が疲れる)
- 黒板の文字をノートに写せない(視覚と動作の連携の問題)
3. 言葉の理解のつまずき
- 漢字や語彙の習得が苦手
- 国語の文章問題が「何を聞いているか」がわからない
- 算数の文章題で「文章を理解する前にあきらめてしまう」
4. 「勉強のやり方」がわからない
- 計画を立てられない
- どこをどれだけ勉強すればいいか見当がつかない
- テスト勉強が「とりあえず全部見る」方式になってしまう
グレーゾーンのお子さんの勉強対策
ポイントは「本人に合ったやり方・環境」を整えることです。
まずは問題点を明確にし、そこから工夫の例を参考にしてみてください。
これはあくまでも例であり、必ず全てのお子さんに上手くいく方法とは限りません。
お子さんをよく見て合う対策を考えていかなくてはいけませんし、アプローチをするタイミングも重要です。
| 困りごと | 工夫の例 |
|---|---|
| 授業中に集中が切れる | チェックリストでやることを見える化 短時間集中→休憩を入れる |
| 読むのが苦手 | ルビ付き教材 音読アプリ 読み上げ機能付きの学習ツール |
| 書くのが苦手 | タブレット学習 口頭で答える プリントを工夫(書く量を減らす) |
| 勉強の進め方がわからない | スケジュールを一緒に立てて「見える」状態にする サポート役をつける |
成績が悪い=能力がない、ではない
発達グレーゾーンの子は、「実力はあるのに“学校の型”に合わず、評価されにくい」こともあります。
たとえば:
- 絵や音楽、発想力がとびぬけている
- 興味があることにはすごい集中力
- 理科や社会などの知識が豊富(でも国語で点が取れない)
できないことばかりに目を向けずに、できることを褒めてあげる、認めてあげるという点も忘れないようにしてあげてくださいね。
発達グレーゾーンの子に家庭教師をつけるメリット

1. マンツーマンでその子のペースに合わせてもらえる
集団の中では理解が追いつかなかったり、集中が続かない子でも、1対1なら安心して学べることがあります。
2. 苦手を補うサポートができる
たとえば…
- 宿題の進め方がわからない
- 書くことが極端に苦手(DCDの傾向など)
- 国語の文章が理解しにくい
- 計算は得意だけど文章題になると混乱する
など、個別の苦手に合わせた支援が可能です。
3. 成功体験を積みやすい
「わかる」「できる」と感じられると自己肯定感が上がり、二次的な問題(不登校・不安・反抗)を防げることがあります。
グレーゾーンの子に家庭教師が不要なケース
以下のような場合は、家庭教師をつけたとしても無駄になってしまうかもしれません。
勉強以外に困っていることが大きい場合
たとえば、感情のコントロール、人間関係、生活習慣の乱れなどが主な困りごとなら、家庭教師よりも療育やカウンセリング、支援学級などの支援が先かもしれません。
相性の合わない指導者だと逆効果
グレーゾーンのお子さんは、「この先生、なんか苦手…」というだけでシャットダウンしてしまうことも。発達特性への理解がある先生を選ぶのが大事です。
親の期待が強すぎるとプレッシャーに
「家庭教師をつけたから成績を上げなきゃ」とプレッシャーになることもあるので、「その子の成長に合った目標設定」が大切です。
グレーゾーンの子に合う家庭教師とは?
発達グレーゾーンの子には、以下のような家庭教師が向いています:
- 教育や福祉の専門知識がある(教員・心理士・支援員など)
- 「できることを増やす」より「安心して学べる環境を作る」を重視してくれる
- 話を聞いてくれて、失敗しても怒らない、否定しない
- 指導よりも「伴走」をしてくれるタイプ
必要ならば家庭教師も検討を
まずはお子さんの様子を観察し、どう勉強をみてあげればいいのかを考えていきましょう。
この時にママができるのであれば、もちろん家庭教師は必要ありません。
まずは学校の先生と連携をとる、家と学校でアプローチしながら方法を探っていくという時間をとってみてもいいでしょう。
家庭教師を検討しているのであれば、発達障害のお子さんに理解のある先生を選ぶようにしたいですね。


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