多発性硬化症の人は、仕事を続けられなくなってしまうのでしょうか。
症状によって就労が難しいと感じている方がいるかもしれませんが、働き方を考えれば就労も可能であるといえます。
多発性硬化症の方にとっての理想の職場とは?
また多発性硬化症の方の職場探しの方法とは?
どんな症状に悩んでいて、どんな職場が理想的なのかをイメージしながら、一緒に考えていきましょう!
※このサイトはアフィリエイト広告を利用しています。
指定難病13|多発性硬化症とは
中枢神経系の脱髄疾患の一つとされている、多発性硬化症。
どのような疾患で、仕事にどんな影響がでるのかを考えていきましょう。
- 多発性硬化症の概要
- 多発性硬化症が仕事に与える影響
- 多発性硬化症の人の通勤の負担
多発性硬化症の概要

神経の線は、通常は髄鞘というもので被われています。
炎症によって髄鞘が壊れて中にある神経の線がむき出しになる病気が脱髄疾患です。
この脱髄が斑状に中枢神経のあちこちにでき、神経症状の再発を繰り返すのが多発性硬化症(MS)です。参照:難病情報センター|多発性硬化症/視神経脊髄炎(指定難病13)
平均発病年齢は30歳前後で、男性よりも女性の方が割合的には多いと言われていますが、原因ははっきりしていません。
症状は個人差があり、目のかすみ、視力低下と視覚に不快感を訴える方、手足のしびれや脱力感を訴える方もいます。
脳や脊髄のどこに炎症が起きているかで、症状に個人差が出てきます。
多発性硬化症が仕事に与える影響
多発性硬化症に悩む方は、仕事を続けていく、毎日出勤するのが大変になるかもしれません。
ただし絶対に働けないというわけではないので、働き方や職種を選んでいくのが重要になるといえるでしょう。
職場の理解が必要になりますが、多発性硬化症の症状で伝わりにくいのが、日によって症状が異なるという点です。
「昨日はできたのに」「集中力がなくてサボっている」と思われてしまうと、職場での居心地の悪さを感じてしまうかもしれません。
しかし多発性硬化症と向き合いながら働いている人はたくさんいます。
大変なのは確かですが、「無理せず働ける道」は必ずあります。
多発性硬化症の人の通勤
多発性硬化症の疲労は、ただの疲れではありません。
何をしていなくてもぐったりするような“神経性の疲れ”なので、通勤するだけでも一苦労です。
また暑さや寒さといった天候的な条件、少しの段差や人込みがストレスになってしまう可能性もあります。
日によって体調が違うので、「時間通りに会社に行かなきゃ」と考えるだけでストレスになってしまうかもしれません。
病気と向き合いながら仕事をしていくには、「無理なく働ける条件」の合う場所を探すことです。
安心して働ける環境を考えていきましょう。
多発性硬化症の人にとっての就労移行支援

就労移行支援とは、働きたいけど、病気や障害のことで不安がある人を、就職までサポートする福祉サービスです。
国の制度で、就労に向けて「準備・訓練・職場探し・就職後のフォロー」まで一貫して支援してくれます。
就労移行支援でできること
就労移行支援では、以下のようなサポートをしてくれます。
| サポート内容 | 具体例 |
|---|---|
| スキル習得 | パソコン、ビジネスマナー、履歴書の書き方、面接練習など |
| 生活リズム改善 | 週数回から通って生活のリズムを作る |
| 職場体験・実習 | 自分に合う仕事を見つけるチャンスがある |
| 就職活動支援 | 求人探し、面接同行、企業との調整などもしてくれる |
| 定着支援 | 就職後も定期的にサポートしてくれる(企業との橋渡し役にも) |
スキルが必要であればスキル習得から、すでにスキルを持っている人であれば就職活動や定着支援を行います。
多発性硬化症という病気や悩みを理解したスタッフが、あなたに合う職場を探し、長く働けるようサポートしてくれます。
「通勤時間は15分以内で」「乗り換えなしで行ける職場」というように、リクエストがあればきちんと伝えられるようにしておきましょう。
就労移行支援は障害者じゃないと使えないの?
実は、「障害者手帳」がなくても就労移行支援を使える場合があります!
以下のようなケースが対象になることも:
- 多発性硬化症のような指定難病 → 医師の「診断書・意見書」でOKなことも
- 精神的な不調(うつ・不安障害など)があって就労が不安
- 発達特性などがあるけど手帳は持っていない
なので、手帳がない=利用不可、とは限りません!
まずは、お住まいの市区町村の障害福祉課や地域の相談支援センターに相談すると、利用の可否や手続きの方法を教えてもらえます。
職場も探してくれる?
求人紹介もしてくれるし、職場実習の機会をつくってくれることも多いです。
しかも、あなたの体調や希望に合った職場を一緒に考えてくれるので、ハローワークとはまた違った安心感があります。
利用料は条件によりますが、多くの方が自己負担なしで就労移行支援を利用しているようです。
「まだ障害とか言いたくないし…」という気持ちも大事にしてOK
無理に「障害者です」ってする必要はないですし、就労移行支援は「病気や生きづらさのある人のための場所」として開かれてるので、まずは見学してはいかがでしょうか。
通うかどうかはそれから決めればいいと、軽い気持ちでもいいから一歩を踏み出すのが大切です。
就労移行支援施設は、「障害を持つ人が通う場所」というイメージがあるかもしれません。
イメージ通り障害を持つ方も利用していますが、難病の方も受け入れているんです!
就労移行支援は、通うのは長くても2年、早い方なら数ヶ月で就職先を見つけられる場所です。
人生のステップアップのための時間として、取り組んでみるのもいいでしょう。
多発性硬化症の人におすすめの就労移行支援
就労移行支援は多くの事業所がありますが、その中でもおすすめを4つ選んでみました。
まずは比較して、気になるところを探してみましょう。
| 【atGPジョブトレ 難病コース】 | 難病に特化したコース ※御茶ノ水駅のみ |
| 【LITALICOワークス】 | おすすめNo.1 全国130ヶ所以上の事業所 圧倒的実績 |
| パーソルチャレンジ・ミラトレ | 関東・関西圏に限る 就職後の定着率97%! |
| AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】 | IT関連での就職を目指す方に 説明会はwebなので参加しやすい |
atGTジョブトレ

引用:職場定着率91%!難病専門の就労移行支援【atGPジョブトレ 難病コース】
atGPジョブトレという就業支援サービスの難病コースです。
「1人1人の特性に合う職場」をきちんと見つけてくれるのが特徴で、就職率97%、定着率91%という数字が出ています。
難病特化のプログラムでありながら、PC研修や模擬職場トレーニングといった実務的なプログラムが豊富です。
プロに相談しながら、自分に合う職場を見つけたい!という方におすすめです。
難病特化コースなので安心して通えますし、ひとりひとりに合うサポートを受けられます。
場所は東京・お茶の水なので、首都圏以外の方は利用が難しいです。
職場定着率91%!難病専門の就労移行支援【atGPジョブトレ 難病コース】
LITALICOワークス

リタリコワークスは全国130ヶ所に事業所がある、大手の就労移行支援です。
それだけ実績と経験があり、障害を持つ方はもちろん、難病に悩む方の就労移行も多く行っています。
全国どこに住んでいても事業所が近くにあるので、まずはお近くの事業所をチェックしてみてください。
まずは「どんな仕事が合うのか」というところから、寄り添って考えてくれます。
2ヶ所以上を見学して比較してみたいという方は、リタリコを候補に入れてみてくださいね。
そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】
パーソルチャレンジ・ミラトレ

東京や千葉・神奈川・埼玉といった首都圏、大阪・兵庫といった関西圏と名古屋に事業所があるミラトレ。
難病を抱える方の就労移行支援を行っており、就職率が95%、定着率が97%となっています。
定着率が高いということは、その人に合う仕事をきちんと選んでくれているという証拠ですね。
Neuro Dive(ニューロダイブ)

参照:AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】
「IT関連の仕事に就きたい」という希望がある方は、ニューロダイブを検討してみましょう。
これから勉強したいという意欲があれば、多くの学びが得られる場所となるでしょう。
IT系の技術を身に着けられれば、将来的にも自分の武器となるはずです。
またリモートワークといった柔軟な働き方が期待できる業種でもありますので、体調に合わせた働き方を模索しやすいかもしれません。
説明会はwebで行いますので、「話を聞くだけ」という気楽な申し込み方でも大丈夫ですよ。
AIやデータサイエンスが学べる就労移行支援【Neuro Dive】
全国設置の難病患者就職サポーターに相談する
全国のハローワークでは、難病患者就職サポーターが配置されています。
いきなり就労移行支援に電話をするのは躊躇してしまう、という方は、自治体のサポートを受けてみるのも方法のひとつです。
各都道府県に1~2ヶ所のハローワークに設置されており、例えば東京都なら飯田橋と立川にあります。
参照:厚生労働省|難病の方を支援しています
難病患者就職サポーターとは、患者さんの特性を理解した上で、就労に関する相談や職業紹介、採用支援などを行っています。
何から始めようかと迷っているけれど、働きたい意欲はある!という場合は、ハローワークで相談してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。


コメント