自閉症スペクトラム、軽度知的障害、分離不安症の息子さんを持つママさんの体験談です。
療育は始めてみるまでは、親としても未知の世界ですよね。
療育は何をするの?本当に効果があるの?実際に通った子の変化は?
など、体験談をお聞きしました。
療育って何をするの?

息子には自閉症スペクトラムと軽度知的障害、不安分離症があります。
そんな私と息子が出会った「療育」。
聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言うと「通常より丁寧な保育」だそうです。
1歳半検診で保健師さんに体幹の弱さ・言葉の遅さ・手先の不器用さなどを相談したことで、療育施設につながる事ができました。
どんなことをやるのかというと、とにかく遊びます。
「療」という文字がつくので「病院のような所で治療するの?」と思っていたら、違いました。
とにかく遊ぶ!療育内容

室内では、新聞をくしゃくしゃにして破いたり、丸めてバイキンマンにぶつけたり。
おんぶでピアノの曲に合わせて、親子で走り回ったりしています。
屋外では砂場の盛大な泥遊びや水遊び。
また、網を持って溝のエビを捕まえたりしています。
通い始めたばかりのころは、療育って遊ぶだけ?なんて思ったりもしました。
しかし、実は先生方は児童発達支援員や言語聴覚士、作業療法士などの専門家です。
療育では、本人が興味を持てる遊びを見つけ、そこにプロの先生方が様々なエビデンスをそっと仕込んでくれました。
周りの子を見る余裕が出てくると、先生方がそれぞれ子供への接し方を少し変えているところもわかるようになってきます。
療育3年間での変化

息子の変化はゆるやかなものでした。
不安が強く刺激に敏感な息子は、初めの1年は私の抱っこで部屋の隅にいるのがやっとでした。
だけど、お友達と先生の「刺激的な」やりとりで泣かなくなり、「面白そうだ」と思うようになりました。
2年目では、先生が「切符をください」と手を出すと、そっとタッチができるようになりました。
そして、ボールがいっぱいの滑り台がしたくて、少しずつ私から距離をとって、遊ぶ事が増えました。
3年目は、お友達につられて遊びに加わったり、のめり込んだりできるようになりました。
初めはおっかなびっくりで、慣れない事があるとすぐに私の所へ戻れるよう、私と手を繋いだまま遊んでいました。
だんだんと手が離れ、50センチ、1メートルと距離が伸び、夢中になる時間も長くなりました。
まだまだ不安な事が多く、療育のおわりに保護者が別室に移動する時は大泣きで離しません。
無理に引き離す事もできますが、本人の様子を見ている先生から「息子くんにはまだママが必要だから、付いてきていいんだよ」と言って頂き、母子ともに安心して過ごすことができています。
息子のために通い始めた療育でしたが、3年間の活動を通して感じた事は、生きづらい大人こそ「療育」の考え方に立ち戻ることが必要だということです。
療育を始める方へ
このように書くと、障害や発達に遅れのない子の親御さんも「療育って教育に良さそう!」と思われると思います。
もちろん、絶対に良いと思います。
お子さまの「やりたい!」をキャッチし、それに答えてあげたり、受け止めながらも感情をコントロールする手助けをしてあげる事で、ご家庭でも取り組んで行けると思います。
誰かと比べてお子さまの個性を否定したりせず、伸ばしてあげる事ができると良いですね!
ご注意としては、「人より優れた子を作る」事が目的でない事は知っておいて頂いた上で、普段の生活に取り入れて行くと良いかと思います。


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